あせもの薬と使い方

あせもは白いあせもと赤いあせもがあり、症状の軽い白いあせもの場合は皮膚の炎症が起きていない状態です。赤くなってかゆみがあるようであれば、炎症を起こしています。
この白いあせもと赤いあせもでは治療法もかわってきます。
炎症のない白いあせもであれば、お風呂の後に皮膚を清潔に保ち、汗を抑えるローションをスキンケア用品として使用していれば自然に治ってしまうこともあります。
炎症を起こしてしまっている赤いあせもはかゆみも伴うため、汗などを洗い流して清潔にし、炎症を抑えかゆみを止める成分が配合された軟膏などを使用します。
あせもがひどくかゆみが激しい場合は、かゆみの原因でもある炎症細胞があせもの部位に集まるのを抑制してくれるステロイド配合の軟膏が効果的です。
あせもの薬にはすぐに乾いてベタベタすることのないローションタイプと、軟膏タイプがあります。広い範囲で使用する場合や首まわりの使用であれば、ベタベタせず衣服にくっつかないローションタイプがおすすめですが、あせもがひどい場合は軟膏タイプのほうがいいようです。
薬を塗布する場合は、肌が清潔な入浴後が最適です。しかし1日に数回使用する場合は、温かいタオルでやさしく肌を拭き薬を塗っていきます。
あせもを掻いて傷になっている場合は、雑菌が入らないように消毒し、化膿してしまっている場合は抗生物質入りの軟膏が効果的です。
あせもと言っても状態により、使用する薬も違ってくるので気をつけましょう。

あせも治療にどくだみ

どくだみは古くからいろんな症状に効能があるとしてよく耳にしますよね。どくだみは「日本書紀」にも万病に効く薬草として記載されていて、古くから生活において利用されてきました。そんなどくだみはあせもに対しても効果があると言われています。
昔からどくだみの葉を乾燥させ煎じてお茶として飲むことで、利尿や便通、血圧症予防に効果があると言われ、火で焙り柔らかくした葉を貼っておくことで、化膿性の腫れものなどの膿を吸い出す効果があるとも言われます。
またあせもなどの湿疹の予防や治療に、どくだみの葉を乾燥させお風呂に入れると効果があるそうです。
どくだみは「十薬(重薬)」とも言われ、あせもや湿疹、傷、胃腸病、高血圧など何にでも効果があることからも「十薬」と言われる理由もわかりますね。
どくだみという名前の由来はいくつか説があり、「毒を矯める」「毒を止める」などの効果が由来であると言う説と、どくだみ特有の強い臭いから毒があるのではないかと言われ「毒溜」と言われるようになったという説や、毒や痛みなどに効果があることから「毒痛み」からどくだみと言われるようになったという説などがあります。
あせもやニキビ、吹き出物のような肌トラブルに加え、冷え性や生理不順、高血圧、腰痛などにも効果があるどくだみは現在、入浴剤やローションなどにも配合されています。
どくだみの葉を乾燥させたものを袋に入れ口をきつく縛り、水で煮だしたものをお風呂に入れると抗菌効果や消炎効果があり、あせもなどの予防に効果的です。

あせも治療にビワの葉

ビワの葉は、昔から利用されていて、ビワの葉に肉桂(にっけい)、霍香(かっこう)、莪述(がじゅつ)、呉茱萸(ごしゅゆ)、木香(もっこう)、甘草(かんぞう)を同量で混ぜ合わせたものを煎じた「枇杷葉湯(びわとうよう)」を夏に暑気払いとして、江戸時代には多くの庶民に飲まれていたようです。
ビワは比較的暖かい場所に自生する常緑樹で夏にはオレンジ色の甘い実をつけます。葉はギザギザで琵琶の形をしています。昔はこのビワの葉はすぐ手に入るものだったのですが、現在はなかなか手に入れることができないようです。
このビワの葉は、あせも、かぶれ、湿疹などの効果が良く知られていますが、あせもなどの湿疹だけでなく、食欲不振や暑気あたり、せき、たん、捻挫、打ち身などにも効果的なのです。
今はインターネットでの通販でビワの葉が購入できるので、あせもなどの湿疹などの治療としてビワの葉を3枚ほど葉の両面にある柔毛をタワシなどできれいに取り除き、2~3㎝幅に切って水0.5?で煮だし、お風呂に入る際入浴剤として使用できます。
または、このビワの葉の煮出したものを、さましあせもが出来ている部分を洗うことも有効です。
またもっと手軽に使用したい方にはビワの葉が配合された入浴剤もあるので利用されるのもいいですね。

あせもとは

子供から大人まで汗をかきやすくなってくると、あせもにかかりやすくなってきますよね。
あせもは、高温多湿の環境で長時間過ごした場合、激しい運動で大量の汗を短時間でかいた場合、発熱性の病気で大量に汗をかいた場合、ギブスをした場合、通気性の悪い衣服を着用した場合などが、原因として発生する事が多く、普段の日常生活で自然にでる汗が原因となるのではないのです。
人間は体温を調節するために、約200万~400万個のエクリン汗腺が皮膚の表面にあり、気温が高い場合や激しい運動などで体温が上がると、皮膚表面にある多くのエクリン汗腺で汗がつくられて、汗管という細い管を通り皮膚の上に汗を出します。
汗の通り道でもある汗管の出口や汗孔がほこりや垢などでふさがれてしまうと、汗管からでるはずの汗は出口がなくなり蒸発できなくなるのです。
このようにほこりや垢などで汗孔がふさがれ、皮膚の中にしみだした汗が行き場がなくなることで炎症を起こしてしまいます。
ですから、あせもの原因は汗を大量にかくこと、汗の出口がふさがれることによるもので、この二つの条件が揃うとあせもとなります。
また現在では、暖房などの影響から夏だけでなく、冬にもあせもを起こすことがあるようです。